息子達の思春期を有意義にしてくれたのは
部活動とその仲間です。
長男は中学ではサッカー部で
今でも仲の良い仲間に恵まれ
信頼できる顧問の先生のもとで
大好きなサッカーに打ち込みました。
引退をすると
高校のアメフト部に入部し
中3の夏から練習に参加させていただきました。
男気のある顧問の先生と先輩に
可愛がっていただいて
長男はとても楽しそうで
私も主人もとても嬉しく思っていました。
サッカーでは主力選手になれなかったのですが
アメフトは性に合っていたようで
高1の春には公式戦デビューを果たし
指導してくださった皆さんに感謝です。
そんな喜び絶頂の高1の夏
息子から
「先輩から暴力を受けている」
という告白を受けました。
詳しい事情を聞くと
かなり深刻な内容だったので
息子がどんな思いで過ごしてきたのか
とても辛くなりました。
私は親として
1年間も気づけなかった自分を責め続け
息子に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
息子を守りたい一心で
学校に報告しましたが
解決には至らず
逆に事態は悪化して
同級生からの裏切りといじめ
先輩からの報復を恐れる日々で
息子は学校に行けなくなりました。
部屋にこもったり
家の中で暴れる息子を見ながら
息子はどうなるのか?
進級できるのか?
学校を辞めることになるのか?
これからの人生どうなるのか?
先の見えない不安に襲われました。
そんな状況で私が心がけたことは
絶対に息子の味方になる。
絶対にこれには意味がある。
絶対にこんな日々は続かない。
絶対に笑える日が来る。
と自分に言い聞かせて
息子の未来を信じて
見守り続けました。
とはいえ
不登校で家にいる長男と
言い争いになることも多々あり
次男と三男にとっても
家の中が荒れていて
安らぎの場ではなかったと思います。
特に
三男は受験生だったので
家で勉強に集中できず
可哀想なことをしたと思っています。
おかげさまで
先生達のサポートとお友達の協力で
なんとか学校に復帰することができ
その後の高校生活は
楽しく過ごすことができたので
心から感謝しています。
当時のことを思い出すと
本当に辛い日々を過ごしましたが
悪いことばかりでは
なかったように思います。
家族全員で色々な思いを抱えて
乗り越えてきたので
家族の絆は深まりました。
人の痛みや優しさを
知ることができました。
子育てをしていると
色々なことが起きますが
「人生で起こることには意味がある」
「笑える日が来る」
と未来を信じて進み続けることが
大切だと思います。
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